順大など、遺伝子治療をパーキンソン病に応用・研究に着手
2006年 09月 09日
順天堂大学と自治医科大学、日本医科大学、東京都神経科学総合研究所などの共同研究グループは、パーキンソン病の遺伝子治療の臨床応用を目指す研究プロジェクトに着手する。このほど厚生労働省所管の独立行政法人・医薬基盤研究所から、5年間の研究プロジェクト資金を獲得した。
パーキンソン病の遺伝子治療は、自治医大の別のグループも今年度内の開始を目指して厚生労働省に臨床研究計画を申請中だ。従来、遺伝子治療はがんなどを対象とすることが多かったが、神経変性疾患にも対象分野が広がってきた。
順天堂大の望月秀樹・助教授らが計画しているのは家族性パーキンソン病の原因となる遺伝子「パーキン」を対象とした遺伝子治療。アデノ随伴ウイルスという特殊なウイルスをベクター(遺伝子の運び屋)として利用し、パーキン遺伝子の異常がある人に正常な遺伝子を導入することで発症を防止する。マウスの実験では効果を確認できたという。
[2006年8月22日/日経産業新聞]
パーキンソン病の遺伝子治療は、自治医大の別のグループも今年度内の開始を目指して厚生労働省に臨床研究計画を申請中だ。従来、遺伝子治療はがんなどを対象とすることが多かったが、神経変性疾患にも対象分野が広がってきた。
順天堂大の望月秀樹・助教授らが計画しているのは家族性パーキンソン病の原因となる遺伝子「パーキン」を対象とした遺伝子治療。アデノ随伴ウイルスという特殊なウイルスをベクター(遺伝子の運び屋)として利用し、パーキン遺伝子の異常がある人に正常な遺伝子を導入することで発症を防止する。マウスの実験では効果を確認できたという。
[2006年8月22日/日経産業新聞]
by msishiba
| 2006-09-09 17:31
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